ライティングスキルがあったら収入アップになるの?【文字で稼ぐ】

ライティング技術が人生を変える可能性は

 

ネットの普及で益々文字を読む機会が増えました。そうした中で活躍の場が広がっている仕事の一つとしてライターがあります。

WEBライティングとして自社のサイトの文章を書いたり、ブログやSNSでの文章構築、広告専用のライティングまで幅広い需要となっています。

ここではライティングにを収入に繋げる可能性について、実際にクラウド系サービスでライター仕事を得るヒントをライティングのクライアント目線でも、どこが重要か含めて解説します。

 

ライティングといっても幅広い活躍の場がある

ライティングの仕事

 

ライティングの仕事は多岐にわたります。個人的にSNSで文章を書くのも厳密に言えばライティングでしょう。ライティングを大きくわけるとビジネスライターか、そうでないかに分けられます。

ビジネスライターは報酬をもらって文章を書く立場です。そうでないライティングは仕事の一環で文章を書いたり、自分のためにライティングするものにわけられます。

 

報酬をもらってクライアントに合わせてライティング

 

クライアント(発注者)から注文をもらってライティングする仕事は、クライアントからの意向を全面的に守る必要があります。

意向通りに納品する必要があるのでスキルが高いほうが対応できますが、前もってライターを指定して注文してくれる場合、お任せで依頼してくれる事もあります。

主要な部分だけ指定をして大まかな構成はお任せという注文です。WEBライティングでは検索結果に有利になるような注文だったり、指定の商品やサービスを指定の見込み客にアピールできるライティングを求める事もあります。

 

自分の利益・趣味の為のライティング

仕事を依頼されるライティング

 

クライアントから有料で仕事を依頼されるライティングに対して、そうでないライティングもあります。自分のブログで記事を書く、SNSで記事を書くなどはクライアントが存在しません。

趣味の投稿もこれに含まれます。収入目的ではないライティングもあります。アフィリエイトサイトのライティングも誰かに依頼されて書くものではないのでこれに含まれます。

対して自分が持っているアフィリエイトサイトの記事を誰かに有料で依頼すると、依頼した側はクライアントとなり、執筆する側はビジネスとしてライティングを受けるという事ですね。

 

ビジネスライティングは確実な収入・独自ライティングは未知

 

報酬が前もって確定しているクライアントからの発注と違って、報酬が未確定のライティングは趣味のSNSやホームページ、ブログなどですが、将来的に収入に繋げる目的で行っている事も多いです。

ASP(広告媒体代理サイト)広告を掲載して収入を得るアフィリエイトサイト、GoogleやAmazonの広告を掲載して報酬を得るために、集客の為にページ数を日々増やしているというもの。

この場合、報酬が出るまでにSNSやサイトを閉鎖してしまうと収入を得る機会を失うので未確定の収入に向かってライティングしている事になります。

 

就業先でのライティング

クライアントから直接注文

 

ライティングはクライアントから直接注文を受けたり、自分の媒体の為のものだけではありません。就業先で広告用の文章を執筆したり、ポスター用、レポートや業務用のライティングもあります。

この場合、個人的に収益を得る機会は無いですが社内でスキルを発揮する事で会社から評価を得る可能性もあります。ライティング経験、スキルがあると、それ自体が仕事にプラスに働く事も多いです。

 

就業先でのライティングの手法はどうする

 

就業先で活用できるスキルとしては、WEBライティングとは異なる事があります。WEBライティングでもSEO(キーワード解析等を含めたライティング)の有無、クライアントの意向や自分の媒体に合わせた手法がありますが、就業先でのライティングだと完全に要求に合わせる必要があるでしょう。

クライアントがあるビジネスライティングの場合と同様に目的、指示に応じた結果を出す事を求められる部類です。

 

最短で収入を得るのはどのライティングが最適か

ライターが直接取引

 

最短で収入を得るためには直接受注が最短です。クライアントから注文を受けて送金を受ければ良いので、仲介が入らない分早く収入に繋がってきます。この場合ライターが直接取引をしなければならないので、受注の難易度は上がります。

次に収入確定までが早いのが仲介サービスを介した受注です。クラウドワークス、ランサーズなどのライターが仕事を請け負うサービスを介した受注ですが、多くの仕事を見つける可能性が広がります。

仲介サービスを使う事で利点が多いですが、報酬の受け取りは一度プールしたお金を納品後に受け取る仕組みなので受け取りまで時間がかかる事があります。

 

直接受注と仲介サービス利用のメリットとデメリット

 

直接受注をする為には自分でポートレートサイトを公開したり、SNSを公開して独自に受注をしなければ案件を得ることが出来ません。自身で全て処理しなければいけないので、一定のリスクを伴います。

 

独自受注のメリットデメリット
  • 自分で受注をする必要がある(SNS・WEB・Wordpress)
  • 直接クライアントと実名でやり取りする
  • 振り込み口座を用意する必要がある
  • 手数料を取られることはない

 

自分で独自に受注する方式はライターとして実績が多ければ多いほど活動しやすい特徴があります。本名で活動するのも、ペンネームで活動するのも可能ですが、独自にSNSを使ったりWEBを使って受注しなければいけないので、知名度が高いほど、過去の実績が多いほど受注が安定します。

クラウドサービスを介さないので、手数料を取られないので収入で比較すれば20%以上高くする事が出来ます。平均してクラウドワークサービスは手数料を20%前後徴収する事が多いので、差し引きがない分利益が増加します。

 

自分のSNSやWEBで受注する際のデメリット

顧客対応スキル

 

自分の知名度や実績をアピールする事で多くの注文を得るようになっても、直接取引になるので顧客対応スキルを必要とします。クラウドワークサービスでは「評価」がつきますが、直接取引だとその面は特にシビアに考えるほうが良いでしょう。

高い信頼を得られれば再注文が継続して入る事もあるので、実績と実力が付けば直接受注は魅力があります。デメリットも無いわけではなく、法人として活動しない場合には個人口座の公開(屋号+個人名)が必要になるので、プライバシーを完全に守るには匿名で取引できるクラウドサービスのほうが勝ります。

 

トラブルになったら自分で解決しなくてはいけない

 

クライアントと直接取引をする場合、かなり気を付けて納品を行うものですが、稀にトラブルになる事もあります。クライアントが支払いをしなかったり、納品したものに対してクレームが入ったり、意図しない事が起こると自己解決をしなければなりません。

こうしたリスクを回避するための事前策を考えておくとデメリットも回避する事ができます。匿名(個人名を使わないで送金してもらえるサービス)入金サービス、トラブルの際の保険サービス、万が一法的に争う事になりそうなら相談できる弁護士など、ビジネスを円滑に進めるために対策も考慮しましょう。

 

クラウド系の受注サービスで初めてのライティング

ライティングをしてみようとすると

 

クラウド系の仕事でライティングをしてみようとすると、困難に感じる部分があるかもしれません。そこで初心者向けに初めてライティングをしようとする場合の注意点や考え方を説明します。

例えばクラウドワークス(クラウドワーク受注、発注サイトの例)でライティングをしたいと思えば、これまで経験があるのか、無いのかで少し異なってきます。

 

ライティング経験がある場合

 

ライティング経験がいくらかあれば仕事を受注する時にクライアントにアピールしやすいので事前準備をしておくと、他者と差別化できます。過去の履歴を書いたSNSやブログを用意して、デザイナーが過去のデザインを展示して見てもらうのと同じようなスペースを用意しましょう。

更に受注サイトでは、クライアントが注意して見ている場所があります。それはプロフィール画像と、プロフィールの部分です。発注経験が多い著者ではライターを選定する時に必ず閲覧をしている部分になります。

クラウドワークスの画像とプロフィール設定画面は以下の画像になります。プロフィールは自由に編集できるようになっているので、空欄のままにしないことが大事です。

 

ライター経験者が受注するための解説をしています。

©収入と副業のメソッド

 

画像とプロフィールは重要要素
プロフィール画像は選考時にも、取引を開始してやり取りをするたびに目に付く部分です。ビジネス上の付き合いをするものなので、相手の顔がハッキリ出ているほうが信頼できます。顔出しをしていないとしても問題無いですが、信頼できそうな素材を選ぶほうが良いです。プロフィールも真面目で誠実な印象を前面に出すほうが信頼度が増します。初めて読むプロフィールにお笑い要素や、熱すぎるコメントがあると余計な印象を与えるので、真面目に自己アピールをしたほうが好まれます。

 

プロジェクトに応募する際のポイント

 

「4000文字でXXXX円で募集」「自社ブログの記事ライティング公募」といった依頼が日々掲載されています。注意したいのが、詐欺系の違法な記事を受注しないこと、単価が安すぎる案件に応募しないことです。

過去経験が全くないなら評価実績をつけるために多少の低単価を受注するのも良いですが経験があるなら、低単価でのライティングワークは労力を伴うだけで収入が少なく疲労だけ残る結果になってしまいます。

問題になっているのが1文字0.1円とかで大量のライターを公募するような案件です。こうした案件は誰でも出来るような定型ワークが多く、一度受注すれば次回から高額な報酬にするなど未確定な約束をしていたりする事がありますが、多くの場合、低単価での仕事で終わっています。

大量のライターを募集して使い捨てする意向の公募よりも、経験者を募っている企業や商店のライティング案件を探すほうがやりがいも出て良いでしょう。

目安として経験が浅くても経験者なら1文字1円以上、出来れば0.5円以上の線引きをして探すなどしましょう。報酬はスキルに対するものなので経験があればそれなりの対価を取るほうが良いです。

 

トライアルが設けられている案件に注意
悪質な発注をするクライアントの特徴として多くのライターから報告のある業者の特徴を知っておきましょう。例えば1文字1円以上を提示はしていますが、トライアルと称して激安で1回執筆するようになっている案件には注意です。経験者のみを募集している為、文字単価が1円以上という事ですが、試しに1記事を試用期間としてトライアル価格で依頼するというものです。仮に5000文字以内程度で6000円とすれば半額である3000円以上であれば問題ないですが、本番で6000円のものがトライアル1000円~2000円という破格のものであれば受けないほうが良いかもしれません。悪質な業者だとトライアルのみを繰り返し新規で発注しているという事例が報告されています。

 

ライティング経験が全く無い場合

 

ライティング経験が無い場合、事前に準備をしておくと初めてのライティングで困らずに済みます。大きく分けて2つの事を事前に十分やっておく事が大事です。

 

  1. 人が書いた文章を十分見て一定スキルを付ける
  2. ライティングをして納品までの基本を知る

 

ブログでも良いので多くの人の文章を熟読して研究しておくとコツが掴みやすくなります。特にWEBライティングの場合、目次を見てみると各章ごとに区切って文章を構成している事がわかります。

ビジネス用のライティングは大きな題目があれば、目的を解決するための文章になっていることが多いでしょう。夫婦関係の悩みなら、どういう悩みについて書くかを宣言して最終的に解決法を伝えて終了しています。

一定のパターンがあるので体感として覚えておくと対応がしやすいはずです。初めてのライティングを受注する時は、雛形を提供してくれるタイプのクライアントを使うほうが良いです。

雛形とは、例題のようなものを提供してくれるもので、指定された様式に合わせてライティングをします。この方式ならば初めての受注でも混乱せずに文章を書きやすいです。

こうしたタイプの仕事を何度かしていくと、受注から納品までの流れが自然と理解できるでしょう。初心者歓迎とか、初心者可能といった事を書いているものがあれば利用しても良いでしょう。

基本的にライティングはクライアントからの注文、納品、クライアントのチェック、不備や修正依頼があれば対応、合格となって初めて納品完了となります。

 

ライティングスキルはあらゆる場所で使える

ライティングスキルが無い人

 

ライティングスキルが無い人と、ある人との差はビジネス上のメールの制作でも差が出る事があります。文章構成力が高まるので、どういう相手に対しても的確なメールの作成を考える力が付きます。

公的な機関とのやり取り、大事なクライアントとのやり取りだけでなく相手と何かしらのトラブルになった時に、上手な対応をする文章が書けたら、トラブルも小さいうちに解消するという事もあります。

ライティング経験がなくともビジネスマナー、オフィスマナー・スキルに優れた人は当然いるので卓越したメールや企画などをする事は問題なく可能ですが、それに加えてライティングスキルが加われば引き出しが多くなって更に優れた能力となると言えます。

 

間違った趣向の文章だと相手を混乱させやすい

 

文章構成力が低いと、短く簡素に説明できる事も難しくしてしまったり、使ってはいけない場面で不要な言葉を使った文章を送信してしまう事で、事態を悪くしてしまう事もあります。

ライティングスキルがあれば、状況に合わせて最適な文字列を選べるので、ビジネスの世界でも有益になります。ライティングを本業ではなく、副業として試してみたい方も決して無駄にならないのでライティング経験をしておくとあらゆる場面で活用できるでしょう。

 

 

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