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副業でレビューのライティングをするのはおススメしないワケ
副業の中でもライティングのお仕事は多くのIT系でもお薦め出来る副業だと考えています。実際「副業メソッド」スタッフもプロのライターですしスキルを身につけると副収入以上に稼げます。
時間に合わせて在宅で作業出来るのも魅力だと思いますし何より日々情報処理をしていくのでクリエイティブ先日、ライティングを最近始めた後輩ライターが「まだ稼ぎが少ないのでレビュー系の公募に出願したいのだけど」という事を言い出して話を聞いてみると嘘レビューの執筆。応募しないほうが良いのでは?とアドバイスしました。
Amazonも含まれる!?ECサイトや物販のレビュー仕事
先日ラジコでニュース番組を聴きながら仕事をしていると丁度後輩の相談の内容がタイムリーに流れていて驚きながら耳を傾けていました。「商品レビューの代理執筆に関して」でした。以前NHKでも取り上げられていたほど最近増えている問題で正しい商品レビューに影響を与える重い問題です。
商品レビューを規約内で他人に依頼する仕事が増加
Amazon、価格コムなど有名なECサイトは多くありますがこうしたサイトでは商品レビューが購買決断に利用されて商品レビューが悪いと売り上げに影響をしますその為、名誉の為に事前に記載しますがAmazonや価格コムを含めた大手では偽造されたレビューを排除する為に対策をしています。主に以下のような対策が基本と言えます
- 意図的に商品を褒めたり・冒涜したりは禁じる
- 購入していない人がレビューできないようにする
- 業者のレビュー操作を監視する
といった事をしているのでほぼレビューは一般の購入者のレビューで成り立っています。
レビュー操作をしたい業者はどういう手法を使う?

本来商品レビューは商品を購入したユーザーが商品の良さ・商品の問題を考慮して評価するものです。では、規約を潜り抜けるようにしてどうやって一部の業者は自分たちの商品のレビューを操作するでしょうか?
Googleにて 【商品レビュー 嘘】 で検索をすると世の中の結構な数のライターさんが怒っておりますので興味がある方は探して読んで見てください。
- 商品を買う事も触る事もなくレビューを投稿
- 複数IDを使って自分で何通もレビューを投稿
- ライターをクラウドサイトで募って投稿させる
といった手法でレビューが埋め尽くされています。勿論そんな事は一切しない優良な出品者・販売者が多く一部だと信じたいのですがレビューは信じるほうが難しいほど偽装が増えているのが実情です。真面目に運用している販売者はたまったものではないはず。
嘘のレビューをどういう目的で書く必要があるの?
そもそもですが、どうしてレビューを偽るのか?正しい(少なくとも大体人の感覚は似通っているはず)判断で複数の人がレビューした場合、良いサービスとか商品なら必然的に高評価が集まりそうでないなら逆の評価レビューやコメントが集まるはず。
私も自サイトでサービスとか副業関係の事を説明しますしASP関連のサービスも紹介します。正直に言って少なくとも明らかに読者が不利になるものはレビュー出来ないです。
勿論、内容を確認しても利用者が失敗したとか何らかの問題が出たとしたらそれはサービス提供者が対応するので無責任な事を書ける立場ではあるので嘘のレビューを書くのと同じ事はやろうと思えば出来ますが書くのが嫌ですよね文章を。明らかに嘘の事を書くというのはかなりストレスです。
そのストレスを乗り越えてレビューを書いている人達は何を目的にしているのかというとまず「お金」です。嘘の業者から報酬を受け取れるのが目的。
- 仕事を紹介してくれるサイトの公募
- 業者がSNSなどで(仲介業者の事も)雇ったスタッフ
【NHKでも扱った事があるので参考になります】

©NHK
→追跡! ネット通販 やらせレビュー - NHK クローズアップ現代+
副業として加担しがちなレビューやらせ
某クラウド系の仕事募集サイト・SNSでは
- レビューを書く簡単なお仕事
- 誰でも簡単指示通りにレビューしておこずかい
といった文言でお気軽な雰囲気で募集しています。報酬はピンキリで数百円~数千円程度が主流。応募するとレビューを記事で投稿するものから商品を購入してレビューするもので形態は様々で中には商品代金を返金してまでレビューさせて
「あまり良くない商品」
「不具合が確認出来ている商品」
を優良な商品としてレビューさせる業者もいます。むしろ優良な商品を優良なレビューで書かせる業者は非常に少ないです。実際に嘘レビューでは報酬が少なかったとか罪悪感で長続きしなかったとかの感想が見られます。
嘘の商品レビューは悪質なものだと不良品を隠して販売し続ける加担をしたりもありえます。他のユーザーの参考にならないばかりか損害が広がります。
初期集客の為の例外もあります
「あまりよくない商品のウソレビュー」「不具合を隠したウソのレビュー」は人道的にマズいし海外では有罪判決が出ている案件。そうしたレビューに加担する事はダメでしょう。対して正当な理由でのレビューを依頼する業者もいます。
- 自社製品を自社サイトで販売していてその感想
- 自信がある優良商品を正当にレビューしてほしい
といった考えを持つ企業もあって私も過去にライティングとしてウエディング用品とかペット用品の商品に関する記事を執筆した事があります。これらは商品に関する「事実」と使った感想を踏まえて記事にして紹介する仕事でした。
嘘のレビューとの違いは文字通り嘘の部分が無いという事。記事を書く対価しかもらっていないという事です。商品レビューを書いて副業にしようとする場合はこうした違いを吟味して請け負ったほうが良いでしょう。